事業を始めるのにとりあえずWebサイトを立ち上げてみた。けれども、問い合わせを増やすためにどのようにSEO対策を行っていくべきなのかがわからないと頭をかかえる企業も少なくありません。
そのため、折角費用をかけたり、サーバー代金などのランニングコストをかけているのに結果につながっているのかがわからず放置している状態が続いている事もよくあります。
Web サイトを立ち上げた後は、Webサイトの運用や管理の明確化する必要があります。その上で最初に行うべきSEO対策施策を6個ご紹介致します。
WEBサイトの運用目的と管理体制の明確化
WEBサイトをなぜ立ち上げるのかは非常に重要です。集客のためのWebサイトなのか、またはクライアントやステークホルダーに向けたWebサイトなのかによって変わってきます。
後者である場合は、SEO対策に力を入れる必要はあまりありませんが、ブランディングを行い企業の認知度を高めるには有効な手段と言えます。
また、前者の場合はSEO対策は必須であり、なにもしないで売り上げが上がらないと言っている場合は当然と言えるでしょう。
社内でWebサイトを立ち上げた場合、まずは誰が担当なのかをしっかりと決めましょう。それは、社内でも、社外でも同様です。その上で最低限以下の内容ははじめに決めておきましょう。
- Webサイトを運用する目的、ゴール
- 想定されるユーザー像(ペルソナ)
- 競合他社と比較した強みと弱みを把握
- 更新フロー
- 中長期的なKGI・KPIの設定
- 定期的なWebサイト分析手順・報告
- サイト分析に応じたサイト修正
まずはWebサイトを通じて、誰に何を伝えたいのかが重要です。そのために、社内でだれがWebサイトを更新し、定期的なWebサイト分析を行い報告や修正をするのかを決めておくようにしましょう。
もし社内ですべて行うことが難しいのであれば、どこの部分を外注依頼するのかを明確にしておくことが大事です。
そうすることによって、業者の言いなりにならずしっかりとしたWebサイト運用が可能になります。されに、依頼を受けた会社も目的やゴール、ペルソナがしっかりしていることで運用がしやすくなります。
競合他社のSEO対策状況を確認しましょう
自社のマーケティングを始める前に、競合他社のWebサイト状況を確認するようにしましょう。
これを行うことで、SEO対策をするためのプランが立てやすくなります。他社のWebサイトを確認する場合は以下の点を重点的にみるようにしましょう。
- 競合他社と比較した強みと弱みを理解し、訴求すべき差別化ポイント
- 競合他社のWebサイトで上位表示されているキーワード
- 競合他社のSEO対策はどのようなものか仮説立てをする
- 競合他社が上位表示しておらず、売上に繋がりそうなキーワード
競合他社のWebサイトをリサーチする理由は、自社のマーケティングプランの策定です。
負けないSEO対策はもちろん、戦わないで済むキーワードがあるかどうかもポイントになります。また流入してきても競合他社の方がサービス内容が良ければ当然そちらに流れてしまう可能性があります。
Webサイトとしてどこを訴求していくかをしっかりと決めておきましょう。
SEO 対策をして上位表示したいキーワードを選定する
Web サイトを立ち上げた直後最優先で行うべき SEO 対策は、上位表示を狙いたいキーワードの選定です。上位表示を狙いたいキーワードを選ぶ際には、自社の商品やWeb サイトのイメージと関連性の高いキーワードを選定するのが大切です。
例えば経営コンサルタントの会社の Web サイトであれば、経営やマーケティングの分野に関連したキーワードを選定します。また関連性に加えて、検索ボリュームも意識する必要があります。
ただし、立ち上げたばかりのWebサイトで競合が多く、検索ボリュームもあるキーワードを狙うのは難しいです。そのため、まずはライバルが少なく、できるだけ購入や問い合わせにつながるキーワードを見つけるようにしましょう。
少しずつ各キーワードで上位表示が取れるようになれば、難易度の高いキーワードでも上位表示がねらえるようになります。
SEO 対策を施したキーワードを基に読者のニーズに合う記事を書く
SEO 対策を施したキーワードを基に、読者のニーズに合う記事を書くのもWeb サイト立ち上げ後の SEO 対策としては非常に重要です。
ただし、ただ単に記事を作るだけではいけません。しっかりと読者のニーズに対して的確な答えを示すような記事を書くという意識が大事です。
例えば、マーケティングの専門用語であれば、わかりやすく単語の意味や使い方を記事で示す必要があります。
中小企業様の記事で、「なにを食べた」「なにをした」など何につながるのかが不明な日記のような記事が多くあります。記事1つを書く際にもWebサイトの目的を忘れずに、サイトの中でどのような立ち位置のページを制作しているのかを忘れてはいけません。
SEO 対策を実装した、立ち上げ直後の Web サイトの更新頻度は高めに
SEO 対策上、Web サイト立ち上げ直後は、なるべく記事の更新頻度は高い方が好ましいです。
1 ヶ月に 1 本とかでは、よほど独特で面白い記事を書かない限り、いつまでたっても Web サイトへの流入数を増やすのは難しいです。
Web サイト立ち上げ直後は、なるべく毎日〜2 日に 1 本記事をあげるのがおすすめです。
SEO対策を行う際にも、メインとなるキーワードが複数あるのは好ましくないです。検索意図にあった記事にならずに内容の薄いページになってしまいます。
また検索数が少ない状態では、Webサイトの構造やデザインがユーザーにとってわかりやすい状態なのか把握するのも難しいです。
アクセス数はもちろんですが、検索クエリ(検索されるキーワードの数)を増やすために定期的に記事を投稿していきましょう。
SEO 対策効果を上げるため、記事を公開する度にインデックス登録をリクエストする
SEO 対策の効果を上げるため、立ち上げ初期は、記事を公開する度に「 Google サーチコンソール 」というツールを使って、インデックス登録をリクエストしましょう。
Web サイトの更新内容が Google の検索エンジンに反映されるには、Google のシステムに更新されたことが認知されなくてはいけません。
しかし受け身で待っていても、特にWeb サイトを立ち上げた初期は中々すぐには認知してもらえない場合が多いです。
そこでWeb サイトを立ち上げてからしばらくは、なるべく早めに検索エンジンに登録してもらうために、インデックス登録をリクエストする必要があるのです。
執筆した記事がしっかり毎回インデックス登録されるかどうかは、後々の SEO 対策にも影響を与える可能性があるので必ず行いましょう。
SEO 対策の外部対策として、SNS を活用して被リンクの獲得数を増やす
SEO 対策としてここまでお伝えしてきたのは内部対策と呼ばれるものです。
Web サイトを立ち上げた後記事の検索順位を上げるためには、実は内部対策だけでなく「 外部対策 」という SEO 対策も重要となります。
外部対策とは、簡単にいうとWeb サイトの外部に対して行う SEO 対策です。
具体的には、被リンク( 他のWeb サイトなどにリンクを貼られること )の数を増やしたり質を高める SEO 対策を外部対策と呼びます。
被リンクを効率的に集める上でおすすめなのが、ツイッターやフェイスブックなどの SNS の活用です。
SNS でフォロワーを増やし、そこで記事を後悔する度に宣伝することで、記事の内容を面白いとか為になると思った人から被リンクを貰える可能性があります。
SNS をうまく活用すれば、情報の拡散により多くの被リンクを得られる可能性もあるので、Web サイト立ち上げ直後から積極的に実施したい SEO 対策でしょう。
SNS以外にも外部被リンクのつけ方をまとめてありますので、こちらをご覧ください。
→効果のあるSEO外部対策とは?すぐ出来る30個の具体的施策と注意点
【 まとめ 】立ち上げた直後から始めるべき SEO 対策の施策
SEO 対策として、Web サイト立ち上げ直後に実装すべき施策 5 つをご紹介しました。
基本的な SEO 対策ばかりお伝えしましたが、
逆にいうと今回ご紹介したものを実践すれば十分な効果を得られます。
Web サイトを立ち上げた際には、是非とも今回ご紹介した SEO 対策を活用してみてください。
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